『黒の短パン着るならどんな材質を選ぶ?』で検索してきた人に返事する
意図が分からない質問。
例によってメンズの短パン前提で話を進める。
黒の短パン着るならどんな材質を選ぶ?
『こういう生地の短パンが正解=こういう生地の短パンはNG』を知りたいのだろうか。
黒の短パンだからこういう生地が正解、というのはない。というか知らない。
なので、素材についてのみ言及する。
Contents
売ってる短パンはほぼ正解
短パンの素材でNGと思うのは季節感がないモノかと。
短パンを普段着として使える季節は夏だ。
「いやいや、他の季節でも短パン使えるよ」と思う人いるでしょう。
もちろん一部のファッショニスタ(笑)は春になると謎のレギンスと一緒に短パンを合わせてたりする。(あれ、今後浸透するのかな。。)
しかし、このような服装はオシャレな自分アピールできる強い精神力がないと無理。
で、こういう人たちはマイノリティ。
なので、夏以外でも使えるような素材(ツイードとか?見たことないが。。)の短パンは普通の服屋で目にすることないと思う。
つまり『どんな生地の短パンが正解?』という意図の質問ならば、回答は『普通の服屋に売ってる短パンはほぼ正解』となる。
短パンの素材で与える印象の違い
どれも正解だ、とはいえ素材によって見る人が得る印象は若干変わる。
そもそも、短パンそのものがカジュアルな印象があり、そこから素材によって調整が掛かる感じ。
リネンやシアサッカー、スウェット、タオル地のような短パンはラフ、カジュアル、リラックス、といった印象を与える。
なので、これらの素材を使った短パンは相当ラフに見える。
固めの綿素材(普通のチノパンとかで使われてる素材)だと、上の素材と比較してキレイ目な印象がある。
素材だけで言及するならこの2パターンしか知らない。
柄や色を加味してゆくともう少し幅が広がる。
カジュアルさが強い素材の短パンを使ってコーディネートするなら、他のアイテムでバランスを取る必要がある。
そういう意味ではちょっと扱いが面倒、とも言える。
面倒なこと考えたくないけど、短パン履きたいし、ダサく見られたくない、という横着な人は無地で綿素材の短パンを選んでおけばOK。
色はネイビーか黒で。
ダメな短パン
一応ダメな短パンもあるので紹介しておく。
たとえば、折り返すとチェックなどの柄になってる短パン。
その辺の服屋(ユナイテッドアローズとかユニクロ、GAP、ZARAとかそれなりに認知度ある店)だと全く見ないが、ネット通販サイトでちょくちょく売ってるのを見かける。
この手の短パンは「脱オタファッションの典型」「ガキっぽい」など、ネット上では揶揄される対象になってる。
「あー、なんとなくこれダサいのね」と早合点してしまいがち。これネット上で揶揄されているからダメなのではない。
単に扱いが難しい服だから、ダメなのだ。
短パンを折り返す=機能的な意味がない=オシャレ
そもそも、短パンツを折り返す理由があるか考えて欲しい。
そう、ない。
基本的に服に対して機能的な意味なく変化を与える行為は=オシャレ(それがカッコいいかどうかは別の話)。
昨今では当たり前になってるが「ロールアップ」はオシャレな行為。
ロールアップが暑さ対策か、と言われるとそんなに涼しそうではない。
暑さをしのぎたいなら短パンなりクロップドパンツ履くほうが自然だと思う。
なので、短パンを折り返すのはオシャレなんだわ。
カッコいいかどうかは別の話。
裏地がチェック=機能的な意味がない=オシャレ
裏地がチェックであることが機能的に意味あることなのか考えて欲しい。
そう、ない。
前述のとおり、機能的な意味がないのでオシャレな行為なんですね。
カッコいいかどうかは別の話。
折り返すとチェックになってる短パンはオシャレ要素が飽和してる
繰り返しになるが、ネットで揶揄されているからダサいのではない。
- 「折り返し+裏地がチェック」と、オシャレ要素が過剰に盛り込まれている
- 他のアイテムで引き算できていないコーディネートになってる
だから、ダサいのだ。
そう、引き算を正しくすればダサくならない。
ただ、正直この『折り返しチェック短パン』を使ったうえで他のアイテムで引き算しろと言われてもかなり困難。
と、個人的な印象。
なぜなら、コーディネートの基盤を担うボトムスが荒れ狂っており、収めようがないからだ。
ボトムスはコーディネートの印象を大きく決定づける要因。
なので、トップスが派手でも黒のスキニーパンツ履いてれば、なんとなく収まる。
しかし、その逆は成立しない。
ここはまだ自分の中でもフワフワしてる所だが、オシャレというのは「不安定さ」なのではと思ってる。
機能的に意味がない、合理的ではない要素は「あれなに?」という疑問を生み、見るものに不安定を与える。
不安定は悪ではない。
安定だけが存在してても退屈だ。
音楽に例えるなら、トニックコードが鳴りっぱなしでなんの展開もなく終わる曲。
小説に例えるなら、何の事件も起きないまま終わる話。
不安定さと安定との調和がとれていると心地よいと感じる。
ボトムスは表面積が大きいこともあるが、対峙したときに視界の下部に入るため、コーディネートを1つの絵として見ると土台な役割を果たしているのでは、と。
音楽に例えるなら、ドラムやベースといったリズム隊。
小説に例えるなら、起承転結のようなフレーム。
で、土台がオシャレ要素に満ちあふれていることは、言い換えると不安定さに満ちあふれている。ということ。
土台が不安定だと、他の部位で安定要素をのせても焼け石に水。
全体として不安定に見える。
と、グダグダ思って折り返しチェック短パンは難しいのでは、という結論に至った。
なので、折り返しチェック短パンは今すぐ捨てよう。
ダメじゃない短パン
- 折り返すなら裏地が無地の短パンでやる
- チェックを着たいなら裏地は無地にする
- 下着に見えないようなチェックのパターンを選ぶ
と、いった感じで短パンを選択する。
たとえば、こういうやつね。
色がネイビー・主張し過ぎないチェック柄なので、着る人を選ばない秀逸なアイテム。
まとめ
余談のほうが熱っぽい感じになってしまった。
当たり前だけど、なぜこの服はダサいのか、ダサいとは何か、って自分なりに考えると大きな失敗しないよね。
流行ってるからダサくない、流行ってないからダサい、と他者に思考を丸投げするのもアリ。
ただ、流行=定番ではないので、流行に特化したコーディネートは陳腐化が早い。
結果として出費がかさむと思う。
なので、流行してるコーディネートのマネキン買いは金に余裕がある人ができる所業ね。
あと、マネキン買いしたとしても、体型や顔立ちといった外見的特徴で似合う似合わない服があるから地雷踏む可能性もある。
もちろん、NAVERまとめとかWEARのコーディネートも着てる人の特徴に合ってるから似合うのであって、誰でも似合うわけではない。
なので、そこそこ金持ちならスタイリスト付けたほうが良い。
失敗を避けるためには金か時間(思考リソース)の投資が必要なんです。
まあ、超当たり前だよね。。
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