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ReduxのMiddlewareについて理解したいマン

      2016/01/29

ReduxのMiddlewareの仕組みがよく分からない。
具体的な処理過程を追いかけて理解に至るまでのメモ。

Middleware

Middleware?

ReduxではStore(正確にはStoreのdispatchかな)を拡張する仕組みとしてMiddlewareというものが用意されている。
考え方はNodeのフレームワークExpressのMiddlewareや、RubyのRackと同じと思ってる。

このMiddlewareを使ってロギング機能や非同期処理機能を搭載することができる。

applyMiddleware

ReduxではapplyMiddlewareという関数を使ってStoreにMiddlewareたちを積むことができる。

定義は下記の通り。

↑の処理内容をざっくり言うと、Middleware群でstoreのdispatchをマトリョーシカ人形の如く包んでる。
Middlewareの中にMiddleware、そのMiddlewareの中にMiddleware、、、最後にdispatch。
こうすることで、Redux本来のdispatchが動く前にMiddlewareたちの処理が実行されるわけ。

コード読む

applyMiddlewareは下記のように呼び出される。

これでMiddlewareに包まれたcreateStore、createStoreWithMiddlewareができる。

applyMiddleware定義をステップ毎にゆっくり見てゆく。

applyMiddlewareに...middlewaresを与えると、nextを引数にとる関数が返ってくる。
で、この『next引数にとる関数』にcreateStoreを突っ込んでる。

次はMiddlewareを活躍させるための下ごしらえをやってる。

次。

chain = middlewares.map(middleware => middleware(middlewareAPI))

見てのとおり、chainにはMiddlewareにmiddlewareAPIを与えた返り値リストが格納されてる。

繰り返しになるけど、middlewareAPIはStoreのgetStateとdispatchへの参照を持ったオブジェクト。
このオブジェクトを与えることで、Middlewareの中からgetStateとdispatchを呼び出すことができる。

なので、各Middlewareは引数としてmiddlewareAPIオブジェクトが与えられることを想定しておく必要なある。
たとえば、redux-thunkという非同期処理を行うためのMiddlewareはこんな感じだ。

{ dispatch, getState }と、middlewareAPIを受け取ってることが分かる。

ちなみにMiddleware(redux-thunk)にmiddlewareAPIを与えると次のような関数が返ってくる。

なので、chainは『オリジナルのStoreへの参照を持った関数を返す関数』のリスト、となる。
で、このchainをcomposeというシロモノを使い1つの関数にまとめる。

dispatch = compose(…chain)(store.dispatch)

composeはReduxのユーティリティ。
これは関数のリストを受け取って合成関数を返すシロモノ。
なので『関数を返す関数』たちの合成関数ができあがる。

ここで、compose(…chain)の具体的な処理を冗長に追ってみる。

composeはこれね。

chainは2つのMiddlewareを抱えるリストで…

と、する。
それぞれログを吐くMiddleware、非同期処理をやるためのMiddleware(redux-thunk)。

composeの中身はシンプルで、合成関数の作成はreduceRightを使って実現してることが分かる。

まずreduceRightの初期値、last(…args)はchainの最後の関数にargsを与えたモノ。
なので、nextにargsが入る。

で、この初期値がcomposedになるので、次の関数fの引数として与える。

次の関数fは…

なので

で、次の関数は存在しないのでreduceRightの処理はおしまい。
compose(..chain)の返り値は下記のようになる。

ログを吐くMiddleware -> 非同期処理を行うMiddleware(redux-thunk)という順番で処理が実行されることが分かるかと思う。

applyMiddlewareを見返すと…

composeで返ってきた関数にstore.dispatchを与えてる。

Middlewareの層の最下層にstore.dispatchが待ち構えている。
Storeのdispatch機能を保持したまま、Middleware群によって機能拡張されてる。

最後にオリジナルのstore(createStore)オブジェクトのdispatchを拡張dispatchでオーバーライドしたオブジェクトを返してる。
storeは独自のStore作成関数を使わないかぎりはreduxのcreateStoreになるかと。

これでMiddlewareを搭載したStoreができた。

 - javascript, プログラミング

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